手帳づくりにかける想い
田中手帳の手帳イズム

手帳づくりノウハウ

手帳には、手帳づくりの技術が必要です。

手帳は、書籍や雑誌などと同様に、紙を冊子状に綴じた製品であり、その外見や仕上がり状態も同じようなものに感じられます。しかし、手帳は1年間毎日の使用に耐えられる頑丈さに加え、開きがよく、見開きの左右で罫線がずれないこと、筆記具を選ばず書きやすいことなど、手帳ならではの品質や機能が求められます。これら多くの要求を高いレベルで達成するため、私たちは職人の巧みな手の技を再現する製本・加工機械を自社開発し、常に改良を加えながら、よりご満足いただける製品づくりに取り組んでまいりました。この技術と経験の蓄積こそ、弊社の手帳づくりの核であり、他社が決して真似のできない価値を生み出す源なのです。

手帳屋のプライドです。

文字校正、色校正、刷本校正の全3工程の中で、各校正工程で2名ずつ、3工程ですべて校正者を変えて6名の校正体制を確立しています。“ミスを出さない”。1年間使う手帳に間違いは許されない、“手帳屋のプライドです”。

手帳の品質は断裁で決まる。

40年、断裁一筋でやってきた経験から、手帳製本の品質は“断裁”の精度で決まると実感しています。身体で覚えた断裁ノウハウを少しずつ若手に指導しています。

1年間使える耐久性は綴じ工程から。

ピーク時には6台ある糸綴じ機がフル稼働します。手帳の命である“長年の使用に耐える耐久性は、綴じ工程から生まれる”と思って仕事しています。

ラインを流れる製品が
語りかけてくる気がします。

あってはいけないことですが、丁合工程で発生しがちな乱丁・落丁。それを発見するのが自分の仕事。何故と聞かれると困るが、直感的に発見できることがあります。ライン上を流れている仕掛品が語りかけてくる気がするのも長年の経験かもしれません。

「正確さ」が田中手帳の信頼です。

毎日使う手帳には、開きやすさ、使いやすさ、耐久性など高い品質レベルが求められます。なかでも製本は、手帳の“品質”を決定づける大きな要素です。特に最初の工程である『断裁』と『折り』の正確さで“手帳の品質”が決まってしまいます。田中手帳の品質はずばり“正確さ”です。

工場がいつも普通に仕事が進むこと。

常に受注アイテム、受注量、納期を頭に入れて、機械適正や生産能力をもとに、約20工程あるプロセスにボトルネックが生じないようスムーズに工場を稼働させる司令塔が自分の仕事です。問題がない状態を作ること、要するに“普通を作るのが仕事”です。でも正直言って、“やった!”…と思うのは年に一度くらいですね。

Professional Mind